お客様の声

名取市教育委員会 学務専門員 八森先生 (震災当時 名取市立閖上中学校教務主任),
名取市教育委員会 教育長 瀧澤先生 (震災当時 名取市教育委員会学校教育課長)

震災当時、津波被害を受けて被災した閖上中学校の教務主任であった、
八森(はちもり)先生(現在、名取市教育委員会)を取材させて頂きました。
教育長の瀧澤先生にも同席頂きました。

―― いつもお世話になっています。eメッセージのサイトをリニューアルするにあたり、利用者様の声をお聞かせ頂きたいと思いまして、ご協力をお願いします。

(瀧澤先生)名取市内の学校では、eメッセージにお世話になっています。
私自身、現職前の岩沼西小学校でも使わせて頂いていて、1000人以上が登録し、未登録者は数人しかいませんでした。日常的に不審者情報や集金日の連絡などに役に立っていましたが、修学旅行の様子を保護者に随時知らせることができたことが、特に良かったです。
今、中学校では部活動でも活用しているところがあると聞いています。

―― ありがとうございます。
部活動などでも、先生のメールアドレスを公開せずに、練習試合変更などの連絡がeメッセージを使って出来て便利というお声を頂いています。
ところで、震災から4年も過ぎて、今更ですが、震災時にどうだったか?ということもお聞かせ頂けないかと思いますが、いかがでしょう?

(八森先生)震災の時、本当に毎日eメッセージでメール配信しました。それしか連絡手段がありませんでしたから。特に印象深いのは、震災の翌週、最後に16人まだ連絡できません、と皆さんに問合せたところ、すぐに2名がわかりました。
震災の直ぐ後、3月14日から4月10日までの間、臨時で市役所内に職員室を置いていましたが、修了式を那智小でやったこと、スクールバスを運行することになったので、その時刻案内、職員室が不二が丘小学校に移ったことなど、毎日連絡していました。この携帯から。
先生方への連絡もいっせいに流せて良かったです。

―― 八森先生は、震災直後にもeメッセージを使われたのでしょうか?

(八森先生)いえ、実は直後はメール配信ができませんでした。やはりメールが使えなかったのかと思いますが。

―― もしかして、確認メールに返信をしていなかったのではないでしょうか?
震災のすぐ後に、メールが配信できなかったという、ある管理者様からの問合せで調べたら、配信確認メールの返信をしていなかったので配信できなかったというケースがありましたので

(八森先生)(携帯のメール送信リストを調べ始めて)
あっ本当ですね。
確認メールが届いていたようです。それに返信しておりませんでした。
気付きませんでした。

―― よく履歴が残っていますねー。

(八森先生)通常はほとんどメールを使わず、eメッセージでしか使わないので、ずっと残っていますよ。
(といって、いろいろなメールを見せて頂く)

―― そのうち消えてしまうと思いますが。それは貴重な履歴でありがたいです。
通常時はメール配信すると1分もしないですぐに確認メールが来るから気付くと思いますが、震災直後は随分と遅れて届いたので返信を忘れてしまったケースが少なからずあったようです。

(八森先生)そうだったのですね。でも、その後、本当に毎日のように配信しましたよ。
「イオンモールの駐車場で朝市やっからおいでよ。」って呼びかけた時には、みんな来ました。みんな、子供達は会いたがっていたんです。
私も行きましたよ。感動しましたね。
普段だったらプリント出していたけど、それができなかったから、メール配信が代わりになりました。
教務主任でしたから、先生方に伝えないといけないこと、そして子供達に伝えないといけなないことがありましたが、そういうことがきちんと伝えられました。

“お役に立てて良かったです。ありがとうございました”